ご存知の通り、うさぎは草食動物ですね。人とは違い、草を食べて生きていきます。消化器官のしくみも違うし、えさについて悩むことがあるかもしれません。
どんなえさを与えるのがうさぎにとって良いのかを紹介します。
目次
何を与えるの?
うさぎの餌は、
- 牧草をメインにして
- ペレット
- 野菜
- 果物
- 野草
を与えます。
ブリーダーさんやペットショップからお迎えしたうさぎであれば、普通、「今まで与えていたエサをそのまま続けて与えてください」と言われます。ですから、お迎えしたらまずお店の推奨している(それまで食べてきた)エサをあげればOKです。子うさぎなら、子うさぎ用の柔らかい牧草を与えられていることが多いと思います。
それ以外に私が言われたことは、「リンゴ16分の1とキャベツの葉3分の1を1日に与えてください」というものです。新しい環境で、水を飲まないかもしれないので、水分補給の意味合いもあったそうです。だからうちのうさぎはずっと野菜、果物を食べているんです。
一般的には、「牧草メインで、ペレットを少々。おやつは少量をご褒美に」という感じにします。
どのくらいの量?
子うさぎのころ
【ペレット】
成長期はペレットの量は大人の約2倍と言われています。体重に応じて量を調整します。まずは体重を測ってみましょう!キッチンスケールなどで大丈夫です。体重の5%程度(大人の2倍)を、一日2回に分けて与えます。
食欲の旺盛な子は、適宜増やしてあげていいと思うんです。ですが、うちの子は320gで飼いだしてから1か月で3倍、3か月でさらに2倍になってしまいました。食べすぎだったかもしれません。
【牧草】
牧草は主食です。人でいうお米ですね。切らさず好きなだけ食べられるようにしましょう。
カロリーの高い、マメ科のアルファルファもたっぷり与えてOK。
【おやつ】
ホームセンターやペットショップには、おやつもたくさん売っています。かわいいうさちゃんのために、親心でついつい買っちゃいますよね〜。こういったおやつは、しつけのときにうまくとりいれましょう。抱っこが我慢できたとき、ブラッシングでおとなしかったとき、名前を呼んでなでなでしながら与えるのがおやつの本領発揮できるときですよ!
日常的に与えていると、(うちみたいに)大きく育ってしまうかもしれません。とくに成長期はおやつをあげるタイミングにも気をつけましょう。
成長期が終わった生後6か月~
【ペレット】
どのくらい大きくなりましたか?キッチンスケールでは測れなくなっているかも。抱っこして体重計に乗り、自分の体重を引く方法が手っ取り早いかもしれませんよ。
量は体重の2~3%に、徐々に変えていきましょう。
これまで食べてきたものが子うさぎ用だったら、大人用に変えてあげましょう。うさぎはエサの味に敏感な子が多いみたいです。一回の量のうち、4分の1を新しいものに変えるなど、徐々に入れ替えるとスムーズに移行できます。
【牧草】
アルファルファは、うさぎにはとってもおいしいらしく、こればっかり食べるようになると、やめさせるのが大変です。徐々に減らしてカロリーの低いチモシーをメインにしましょう。
食事の食いつきが悪くなったときに与えると食欲が増進することがあるので、ある程度ストックしておくのもオススメです。
【おやつ】
体ができてきたので、これまでたべてこなかった子にも、野菜・果物・野草を与えても大丈夫。
おじいちゃんおばあちゃんうさぎ(5歳~)
かむ力が落ちてくるので、牧草は柔らかいタイプのものに変えてあげましょう。(チモシーの2番刈りなど)
ペレットも老年期用のものに。食欲があればこれまでと同じ量で大丈夫。
消化機能が落ちてくるので補助的にサプリメントを取り入れるのもよいですね。
うさぎの好む野菜・果物
うさぎが好む野菜は、ずばり、ニンジン!そして、リンゴ、キャベツ、小松菜がうちのうさぎの定番パターンです。小松菜は一本ちぎってあげられるので、包丁を使わずに済んでラクチンです。
ほかにもブロッコリーの茎やダイコンの葉をあげたこともあります。繊維質のものならけっこうなんでも食べられるようです。
しかし、一番食いつきのいいのは、バナナなんです。
あげてもいい草
タンポポやオオバコ、カラスノエンドウ、クローバーなどうさぎは大好きです。除草剤のついていないところを選びましょう(うちでは、小学校のものをいただいてきます)。
与えてはいけないもの
身近にあるもので注意するのは、
- あさがお
- パンジーや観葉植物
- わらび
- ねぎ
- 玉ネギ
などです。
ウサギには毒になりますので、とくに部屋に観葉植物があるおうちは、部屋に放したとき届かないように気を付けましょう。
また、おやつのビスケットを与えるのに慣れたからといって、人間の食べるものは与えないで下さい。
まとめ
- 「いままで食べてきたもの」を基準にする。(ペットショップなどで)
- エサは年齢、体重によって量を変える。
- 飼っている子の好みによって、野菜などあげてみても構わない。
うさぎのエサの与え方については、専門家でも考え方や飼育方針が違うので、「これ」といった正解がないのが現実です。でも実際に飼っているのは飼い主さんですから、最低限、うさぎが食べてはいけないものには注意して、飼い主さんの“したい”と思う方針でうさぎの幸せを考えていきましょう。

りん
