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ターキッシュアンゴラ
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ターキッシュアンゴラの性格や値段、特徴まとめ

白いターキッシュアンゴラをみたことがあるでしょうか。スリムでエレガント、まるでバレリーナーのように優雅です。

トルコの古い品種、ターキッシュアンゴラについて調査してみました。

目次

  • 1 ターキッシュアンゴラの性格
  • 2 外見や鳴き声の特徴
  • 3 だいたいの値段
  • 4 【キャッテリー】
  • 5 【里親】
  • 6 飼うときに気をつける点
  • 7 ターキッシュアンゴラこぼれ話
  • 8 まとめ

ターキッシュアンゴラの性格

トルコは地中海と黒海に面した国で、ちょうどアジアとヨーロッパを結ぶ位置にあります。トルコの首都はアンカラと言いますが、1073年まではアンゴラという名でした。

ターキッシュアンゴラは現存する猫種の中ではとても古い種類で、ヨーロッパに渡ったのは16世紀のことと言われています。古代から大切にされてきた猫なので気位が高いのかと思われがちですが、温和で人付き合いがよく、親しみやすさを持っています。賢くてしつけやすく、かつ綺麗好きなので手間もかからず、良いペットとなるでしょう。

活発なところもあり、いたずらっぽく遊びまわることもありますが、急な動きや大きな声には驚いてしまいます。古代から自由奔放に過ごしていたため、ケージに閉じ込められることは耐えられません。そんな時は攻撃的な態度を見せたりしますが、自然な環境でのびのび暮らしてきた品種なので、できるだけ自由な環境を整えてあげてください。狭いところは苦手なのでケージに入れられショーに出されたりするのも苦手です。

溢れる愛情と優しさを持って接してあげてください。ターキッシュアンゴラの束縛を嫌い自由を愛する心は特徴でもあり長所でもあるのです。

外見や鳴き声の特徴

初期のターキッシュアンゴラは白いセミロングの細身の猫だったとされています。いわゆるフォーリンタイプと呼ばれる体型で、アビシニアン、ロシアンブルーなどもこのタイプです。とてもエレガントな印象を受けます。すべすべのセミロングの毛皮、しなやかでスリムな体、猫界の貴族という人もいます。

後脚が少し長めなので、おしりをツンと持ち上げたように歩きます。足先にはかわいい飾り毛が付いています。しっぽは根元が太く先細りですが長い毛で覆われているのでふさふさしています。

細身で筋肉は引き締まり、長毛ですがシングルコートなのでシルクのように滑らかでとてもやわらかく、手触りは最高です。毛皮の色はブルーや三毛、タビーやサビ柄、黒や赤色などいろいろな柄が現れますが、トルコで最高級とされているのは白い体にオッドアイのターキッシュアンゴラです。まるで天使のようだと、審査員は息を呑んだそうです。

頭は修正くさび形といい、膨らんだV字型をしています。耳がとても特徴的です。頭の上に立つように生えているのです。幅広で大きめのピンクの耳はとても可愛らしいです。

キャットショーの審査でも、耳はとても大事な審査基準となり、耳は付け根部分が幅広く、あまり離れずに頭の上に直立しているようについていることが求められます。目は大きくクルミ型で、とても印象的です。瞳は全ての色が現れます。鼻は長いのが特徴です。

だいたいの値段

たいていのショップでは寄生虫駆除薬、マイクロチップの挿入代、ワクチン摂取代を別途支払います。

税抜き価格です。

(大阪・ペットショップKの場合)

(東京・大型ペットショップCの場合)

(東京・ペットショップPの場合)

該当なし

【キャッテリー】

キャッテリーは家族的な環境の中で飼育しているところが多いです。母猫の負担を減らすため、良心的なキャッテリーは無理な繁殖をしません。「パピーミル」と呼ばれる劣悪な繁殖業者には気をつけてください。

価格も明記しているところが少ないため、HPなどで確認してください。

(東京・ブリーダーHさんの場合)

  • 9ヶ月のホワイトの女の子(瞳はグリーンゴールド)…成約済み
  • 5ヶ月のホワイトの男の子(瞳はアンバー)…成約済み

(キャッテリーMの場合)

  • 2015.3.25.生まれのブラックの男の子とブルーパッチドタビーの女の子
  • 2015.4.3.生まれのブラックの男の子とシルバータビーの男の子2匹
  • 2015.4.10.生まれの白と黒の男の子、クリーム&ホワイトの男の子、ブルーパッチドタビーの女の子
  • 2015.4.20生まれのシルバータビー&ホワイトの男の子、カメオタビーの男の子、ブルータビーの男の子

いずれも価格は明記なし

他にもターキッシュアンゴラのキャッテリーはありましたが、譲渡できる子猫はヒットしませんでした。気になる方はキャッテリーに問い合わせてみてください。

【里親】

普通、純血種と決めた時点で里親での出会いは省くものだと考えてしまいますが、里親募集もあります。

譲渡サイトでの里親募集

「ターキッシュアンゴラ 里親募集」で検索すると、事情で飼えなくなったなどの理由での募集が見つかります。なお、譲渡サイトでは純血種に混じって「ターキッシュアンゴラ風」などの表記が多いので気をつけてください。

(東京・ペットのおうちの場合)

1歳11ヶ月の男の子…個人からの里親募集のため費用請求は禁止(諸事情により1週間ほど預かって欲しいが、できればそのまま里親になって欲しい。単身者、高齢者可)

ブリーダーからの里親募集

ターキッシュアンゴラのブリーダーさんのサイトを見ると「お譲りします」等の告知が見つかることがあります。キャッテリーMさんでは、真っ白のふわふわの妖精のような2歳のターキッシュアンゴラが里親募集されていました。小さめで生まれたので手元に置いて育てたのだそうです。小柄ですが病気もせず元気に成長しました。甘ったれさんだそうです。

なお、譲渡には猫を飼える環境かどうか、意思があるかどうかの審査があります。

保護猫カフェからの里親募集

「里親ビギナーズカフェ」で一件ターキッシュアンゴラの募集がありました。その他、保護猫カフェなどで純血種の里親募集をしているケースがあります。ブログなどをこまめにチェックしてみてください。

飼うときに気をつける点

お手入れについて

ターキッシュアンゴラのシングルコートはすべすべしてもつれることがありません。見た目ほどグルーミングの必要はないでしょう。シャンプーは半月に一回、ブラッシングは一日一回で良いでしょう。

過食は避けて

細身なので食べ過ぎは禁物です。活発な品種なので体のために栄養は必要ですが、おやつのあげすぎなどには注意してください。

聴覚障害について

最も価値が高いとされる白のターキッシュアンゴラですが、ブルーアイ、またはオッドアイをもつ子が多いです。白猫のブルーアイは耳が聞こえないという話は有名ですが、ターキッシュアンゴラにはその傾向が強いのです。

室内で飼う場合はほとんど問題がないのですが、ブリーダーは白同士の交配は避けるように注意しています。

ターキッシュアンゴラこぼれ話

長毛種としては最も古い品種

ターキッシュアンゴラのふるさと、アンカラは冬になると気温が非常に低くなります。そんな厳しい環境に対応するため毛を長くした猫だけが生き残り、長毛種が生まれたとされています。「モヘア」と呼ばれる、非常に柔らかい毛のアンゴラヤギもこの町の出身です。

トルコでは何百年も前から長毛の猫がいたという記録が残っています。ターキッシュアンゴラは単に「アンゴラ」とも呼ばれ、初めてフランスに渡ったのは17世紀のことです。アメリカでは1700年代後半から長毛種の人気が高まり、アンゴラの価値は急上昇しました。1890年にロンドンで開催されたキャットショーでは5000ドルの高値がつきました。

絶滅の危機

当時、長毛種の猫はみんな「ロングヘア」としてひとくくりにされていました。現在のセミロング系の猫にはターキッシュアンゴラの血が入っていると言われています。初期ペルシャの改良にもアンゴラが使われました。

ペルシャの人気がアンゴラを上回った頃、アンゴラのつややかな毛皮を取り入れようと、様々な猫との異種交配に使われたのです。ブリーダーでさえ、ペルシャとアンゴラを区別しなかったのです。アンゴラは絶滅寸前まで追いやられ、純粋なターキッシュアンゴラは故郷のトルコで細々と暮らす程度にまで激減してしまいました。

これは実に残念なことでした。トルコの生きた宝とも言われたターキッシュアンゴラは保護されるべきだったのです。危機を救ったのはトルコ政府でした。トルコのアンカラ動物園に最も価値が高いとされるブルーアイとオッドアイの白いターキッシュアンゴラが集められました。十分な数を集めた後、慎重な計画交配が始められ、その計画は現在も続いています。

その後動物園育ちのターキッシュアンゴラは1962年にアメリカに渡り、その後も続々と海を渡りました。当時は白以外は認められなかったのですが、米愛猫協会は白以外の被毛を1978年に認めました。

切手にも登場

ターキッシュアンゴラはトルコの切手のデザインに登場したことがあります。トルコの動物病院の25周年記念切手にはオッドアイの白いターキッシュアンゴラが採用されています。他にも猫をデザインした切手は世界中にあります。とても可愛いので一度検索してみてください。

海外の飼い主さんのお話をご紹介します

「とっても行動的で、賢い猫なんです。遊ぶのも大好きですね。あと、特徴的なのは『速い猫』だってことかしら…頭の回転も速いし、怒るのも速いんです(笑) でも、献身的なところもあって、膝に乗ってくるのも大好きだし、私がベッドに入ると寝室に入ってきます。そしてベッドに入ってきてさらには同じ枕で眠りたがるの。シルクの柔らかい毛皮の暖かい猫と毎日寝ています。とってもかわいいです」

まとめ

  1. 古代からトルコで愛された自由を愛する猫
  2. スリムで絹のドレスを着たエレガントな姿
  3. 数は少ないが専門のキャッテリー、里親ブログをチェック
  4. 絹のようなコートは特別なお手入れ必要なし
  5. 絶滅寸前だったが故郷で復活
  6. 賢くて甘えん坊のバレリーナのような猫ちゃん

キャッテリーRさんのサイトでは「日本ではまだまだ認知度が少ないけれど、この美しい猫をもっと知ってほしい」と書かれていました。

4匹で生まれた赤ちゃんを代わる代わるお世話している姿があり、とても子煩悩な猫ちゃんなんだなあと思いました。頭の上に立った大きな耳が特徴的な美猫さんです。皆さんも是非チェックしてみてください。

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野良子猫を3歳で看取った後、また野良子猫をつがいで飼っています。 障害者手帳持ち、趣味は猫首輪作り、パズル雑誌、音楽です。
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